2012年12月2日日曜日

[核問題]

結局11月は一つも書かずに過ぎ去ってしまいました。

核問題に関しましては、日本の複雑な温度差と、海外にいるからこそ見える事実、それをうまく伝えられないもどかしさというものを感じる今日この頃です。

忙しすぎて、何のコメントや説明も書かずにボ~ンとウェブサイトだけメールで送ってしまうという自分の過ちをご指摘くださった友人に、深く感謝いたします。

その友人に向けて返信しながら、ふと、それをブログに書いてみようと思いました。


XXXさん、

私の言葉足らずで誤解を招いていたこと、ご指摘有難うございました。

因みに「ホットスポット」とは、線量の「高い」ところです。東京湾沿岸や、横浜、皇居、
軽井沢までホットスポットになっているそうです。ただ、現段階では、本来ならば立ち入り禁止
区域に指定されなければならないほど線量の高い地域が、東京はもちろんそれよりも南にも
広がっている状況があります。これは「被災地」と呼ぶべき範囲が、東北三県から関東一
円、そしてもう一回り外側まであるということなのです。

この事実を元に、「全てを捨てて逃げる」ことの可能な人達はもう既にやっているはずです。
でもこの人達のことを「カルト」とは呼ばないでしょう。この人達の多くは東電や政府の
関係者家族達です。

国内に残っている人達の世論をいつまでも二分して、まとまらない状態が長く続けば続くほど、対応を迫られずにすむのが政府です。40億円という巨額を博報堂につぎ込んでいる事実を考えれば、核反対派のカルト化は世論コントロールの一部と見ることもできます。(「原子力」という表現は敢えて使いません。「平和」なイメージを植えつけるための造語だからです。)

被災地でも線量の低いところはあるので、そこで体を休めることはとても大事なことです。
それを推進しているグループの中に「シェアハウス」と「移動保育」があります。二者択一
できない事情があるゆえ、福島県内でも放射線量の少ない安全な場所を探して子供達を遠足
に連れ出しているパパ達のグループが「移動保育」をしています。たぶんXXXさんが足代
を補助なさっているのはこのグループかもしれませんね。わたなべかずみさんがリードして
いるシェアハウスもここと協力し合っていて、子供達がシェアハウスに立ち寄ったり、
その親達がそこで集まることもあるそうです。彼女は九州から関東まで何度も往復して、草の
根活動を行っている物凄い行動力のある人です。疎開して返って体調が悪化し、医療システム
と社会保障システムの挟間で対応の不手際のために亡くなったお子さんのお話も伺い、現実の
複雑さというものを改めて勉強しました。

いま関東一円の小児科医が激減しています。子供達の症状に明らかに異変を感じた医師達が
遠方に疎開し始めたからです。もちろん残る皆さんに、幸せに明るく生きて欲しいと願ってい
ますし、その健康で文化的な生活を持続するためには、充実した医療環境が必須です。カルト呼ば
わりされながら騒音をばら撒き続けている人達も、静かに平穏に暮らしたい人達も、実は
この「文化的な最低限度の生活」を要求しているという点では同じですよね。

その日本国憲法の大前提を政府自らが覆している事実に国民がどう対処するか、それが今度の選挙で問われているように思います。健康だったのにどんどん虚弱になっていく子供や、病気持ちの子供を持つ親達にとって、医者の不在は生きる術をもぎ取られるのと同様です。このように静かに平和に暮らす選択権が無いグループも存在しているのです。また、そうした声は今のところ安全と思われている地域の親達に警鐘を鳴らし、安全な生活環境、安全な食物を生産できる環境をなぜ瓦礫焼却でわざわざ汚染するのか、という声が全国各地で様々な草の根グループを生んでいるのはご承知のとおりです。カルト呼ばわりされても形振り構わず子を守ろうとする親達の悲鳴が聞こえます。

妊娠中絶施設を爆弾テロで攻撃する「カルト的な」カトリック教徒のグループがありますが、だからカトリックが皆カルトであるとは考えません。奇抜な手法で反核を訴える人達、静かに平穏に暮らしたい人達に耳を貸そうとしない人達:それを使って核反対派を皆カルト化して「得をする」のは誰かを考えれば、少なくとも投票所に行って「静かな一票」でノイズを起こして頂きたいと切に願ってなりません。

私も私なりに頑張りますが、今回の教訓を是非参考にさせて頂きます。

今日のお勧めのYouTubeビデオ:Three anti-social skills to improve your writing
http://www.youtube.com/watch?v=flthk8SNiiE

今日のお勧めの記事:オーストラリアの家畜がもっと安全で人道的に
http://www.huffingtonpost.com/ocean-robbins/animal-cruelty_b_2194615.html


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