2012年5月31日木曜日

[教育] プラムと卒業式

桜の花咲く直前に卒業式、花咲く頃に入学式と常に学業の区切りを「桜」と関わりながら日本で過ごした自分は、娘達の「卒業」というイベントの捕らえ方に大きな隔たりがあることを感じます。

日本列島とて、北海道や沖縄のように「桜」と関連付けようとしても絶対的に時期がずれてる地域もあるわけで、日本人的なセンチメンタリズムが、かなり中央のこじつけ的なものであることも否めません。でも「桜」のネタの歌はよく卒業シーズンにもてはやされますし、それを解ることが日本人である、という一種「踏み絵」的な日本文化のリトマス試験紙でもあります。「納豆」が好きかどうか、も似たような「踏み絵」リトマス紙ですね。関西人で納豆嫌いなんて珍しくありませんし、桜の無い次期に卒業や入学をする地域はいくらでもあります。

これがガイジンで「桜」の散り際の哀美を感じ取れる人や、「納豆」大好き!なんてのがいるともう「この人は日本通!」ってすぐに思い込んでしまうのね。私のEx は大相撲が大好きで、当時は「アサシオハ イツモ ゲンキイッパイネ!」なんて言おうものなら「凄い~!」ってよく言われてました。

アメリカの卒業式は5月・6月に集中しているので、全く桜とは無縁のパーティー三昧です。うちの下の娘の学校では、プラム(卒業記念パーティー)、卒業生ディナー、卒業式と三点セットの行事を経てやっと卒業証書を手にすることになります。

昨日は娘のプラムの日。この日のために友人がそれはそれは素晴らしいドレスを作って下さいました。それを持って、1時の美容院の予約、其の後学校に立ち寄って最後の提出物を届け、其の足でマンハッタンの友人宅でまずプラム前のパーティー一つ。そこで約2時間過ごし、もう一人の友人宅のパーティーに行くと、もうごった返しでした。18人の子供達とその親達がところ狭しとグラスとカメラを抱えながら談話とシャッターチャンスに夢中です。半ばごろ、「それじゃあ皆で屋上で撮影会をやろう!」との掛け声に、わらわらと屋上に上がると、エンパイヤステートビルをはじめ、マンハッタンが一望に見渡せる眺めをバックにまたガンガンシャッターを切る音と子供達の歓声が飛び交います。私は先の家で、シャンペンをすでに2杯飲んでおり、ここでもちょっと頂いて、もう誰のパーティーでしょうかというほど、皆で楽しみました。7時半になると、超なが~いストレッチリムジンが到着し、18人のドレスアップした若い男女がぞろぞろと乗り込みます。いつもの黄色いスクールバスとは随分様子が違います。本番のプラムにくりだしました。その後、ポストプラムパーティーというのもあり、朝3時半にマンハッタンの友人宅に戻り、お泊りさせてもらい、今日の夕方迎えに行きました。

善悪の判断は別として、卒業模様色々、ということでご紹介致しました。

私は帰宅途中のタイヤパンク事件で時間をかなり無駄にしたため、今夜はこの辺で休ませて頂きます。それでは、また次回をお楽しみに。

2012年5月25日金曜日

[グローバル、環境、核問題] 瓦礫焼却 その2

昨日書いたブログの内容に色をつけて、アメリカ人の活動家仲間にメールで送ったら、最近マンハッタンプロジェクトという新しい集まりが出来て、そのサイトの論説に使わせて欲しいと頼まれたので、OKしたところ、こんな風になってできました:

http://new-manhattan-project.blogspot.com/p/media.html

毎月集まってお話し合いをするそうです。一緒にやろうと誘われたので、二つ返事で飛び込むことにしました。ご興味のある方、どうぞご一緒に如何ですか?

それでは、今日のお勧めコーナーです。
*お勧めのYouTube: Egyptians cast ballots in presidential poll
http://www.youtube.com/watch?v=K-sB6Mig1as&feature=relmfu

お勧めのサイトは上記のManhattan Project をお読み下さい。(って完璧自己宣伝、アハ!)

2012年5月24日木曜日

[グローバル、環境、核問題] 瓦礫焼却


http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/414.html

http://fotgazet.com/news/000206.html

北九州市で試験焼却という名の下に、80トンの瓦礫を二日にわたって焼却しました。
静岡では10トンでした。

瓦礫を運搬しただけで、通り道の線量が跳ね上がってるそうです。
瓦礫は燃やすことによって、放射能濃度が20倍にもなります。

瓦礫は被災地で全部処理できます。誰かが3年というタイムリミットを勝手に作ったために、20%処理しきれない分を、1兆円の予算を投じて多都道府県に処理を呼びかけました。東京都では多くの処理場のうち、一日100トンという条件を満たすのは、東電の子会社の処理場ただ一軒。東電の子会社(東京臨海リサイクルパワー)は140億円という巨額をまた国民の血税から儲けようとしています。東京都には仲介料として一億円が転がり込みます。(Fotgazet通信・瓦礫に群がる震災ビジネス〜広域処理の裏側: http://www.youtube.com/watch?v=KXkk9xJ_FcM)

また、放射能以外の有害物質、化学物質、発がん性物質が「焼却」される事によって排出されるという事実も無視できません。このような大気汚染が蔓延し、雨で土壌に染み込んでしまったら、せっかく除染した土地も、安全な食物を育てる土地も汚染されてしまい、被災地のみならず全国的に汚染が満遍なく広がってしまいます。しかも政府・環境省は博報堂に23年度予算から9億円も投入して除染とがれきの広域処理の広報を委託しています。これが24年度予算では15億円になるそうです。(がれき広域処理の本質的問題:http://www.youtube.com/watch?v=ncCbPfMNsx8&feature=relmfu)IMOこれはもう自虐行為としか言いようがありません。

去年の3月に私が日本の家族向けにいろいろと警告したことが、ことごとく現実になりました。それでもアメリカに移住したいという声が出ないのは、諦めなのか、しがらみなのか、はたまた私が信用されていないのか。

エネルギー業界の経済力は途方も無い力です。国の政府、世界の政治家達を操ることをいとも簡単にやってのけます。

IMOとにかく声を上げて瓦礫処理を被災地の外でやることに反対しましょう。1兆円もあれば被災地の子供達を疎開させることができます。過疎化の進む地方の農山漁村に被災地の第一次産業従事者を斡旋して地方の発展を図ることができます。被災地の復興は、数百年は無理であることを、誰かが言わなければなりません。「復興」という言葉が氾濫すればするほど、「責任」とか「保障」という言葉がかき消されてしまいます。東電と政府の思う壷です。


話は変わりますが、今日のこちらのニュースでは、中国の世論について話されていました。
経済発展で国民の貧富の差が激しくなり、20年前のほうが良かったと思う中国国民が急増しているそうです。現段階を脱するにはどうしたらよいか、という質問に、戦争でも起こして人口を減らさねば、と考えている人が増えているそうです。

アメリカの韓国勢は、従軍慰安婦の慰霊碑を立てようという運動を起こし、それに対して反対署名運動が日本勢から起こっています。

自然環境と政治環境の両方が悪化し、日本の内情も外圧もかなり危なくなっています。原発が天災からまた事故を起こすか、外から戦争を仕掛けられるか、どちらに転んでも大変な状況であることには変わりありません。


それでは今日の英語コーナーです:

*お勧めのYouTube ビデオ
The Bee Gees: In Our Own Time - Preview: http://www.biography.com/people/groups/the-bee-gees/videos/the-bee-gees-in-our-own-time-full-episode-2223332044

*お勧めのサイト:NPR.ORG より、エジプトで初の大統領選挙

May 23, 2012
Egyptian voters go to the polls over the next two days to vote for president. There are 12 candidates but polls suggest the race is down to four men: two Islamists and two former officials in the regime of ousted President Hosni Mubarak. If no one wins at least 50 percent of the vote in the first round, a runoff will be held next month. (全文と音声はこちら:http://www.npr.org/2012/05/23/153354512/voting-opens-in-egypts-historical-presidential-election?ft=1&f=3)






2012年5月22日火曜日

[環境] インディアンポイント と 感性

5月17日にNY州ウェストチェスター郡にあるインディアンポイント原発について開かれた公聴会に行ってきました。

ホテル内で開かれたものの、空港のチェックインのようなセキュリティーチェックを通って会場に入りました。

会場のドアを開けると、すでに人ごみが一角にできており、公聴会前ですが、様々なNGOの代表者が雄弁を奮っていました。一番人気はオキュパイ=ウオールストリートの代表者でど~っと拍手と歓声を浴びました。

時間が来て、入れ替わり沢山の人が発言しましたが、特に賛成派の声が最初の方に集中していたことと、発言希望者が多くて、全ての人がマイクの前に立つことが出来なかったことも特筆しておきます。

IMO連発:

個人的に素晴らしいスピーチだと感動したのは、キャサリン=サリバン博士のお話でした。最後にお勧めのYouTube に今回の公聴会のサイトを載せますので、是非ごらんください。
メディアで「~が開かれました」とだけ聞くのと、実際現場で賛否両論を聞くのとでは随分と理解度が違うということを身をもって体験しました。

「肌で感じる」ということから縁遠くなってどれほど経つでしょうか? 特にインターネットなるものが一日のかなりの部分を占めるようになってから、「情報の波」を見聞きはできても、その匂いや熱気、飛び交う唾まではわかりますまい。総会屋のような賛成派の「ほえ犬」は、ある時間が経つと静かになります。時間給で雇われて来たらしく、すっといなくなってしまいました。反対派が賛成派よりも高い時間給を払ったら、あの人達はこちら側のために吠えてくださるのかしら?

きっと山本太郎さんらが雄弁をふるっている会議は、もっと熱気に溢れているのだろうな、と考えました。そうやってだんだん政治の行方を自分の目で見届け始めると、政治家に任せっぱなしにしてきたツケが、随分恐ろしい形で市民社会を揺さぶっている現実に直面します。

別に左翼化してるとか、右翼化してるとかということでは無く、本当に自分の周りの愛する人達を大事に思うなら、しっかりと世の中が平和で安全な環境づくりに向かっているのかどうかを確かめるということは、非常に大事です。問題は右と左の間に偏在しており、その度合いを皆でどう判断し、いかに双方に有意義に話しを進めるかの技術やマナーの向上が今後の課題だと思いました。

さて、今日のお勧めコーナーです。

*YouTube ビデオ:公聴会の模様です。日本人の方も二人お話なさってますよ。

http://cinemaforumfukushima.org/2012/05/19/next-ustream-may17th-th-public-hearing-on-indian-point-nuclear-power-plant/

*お勧めのサイト:NPR 映画評論 私の今年一押しの映画についてです。
May 3, 2012
Outsourcing gets a new twist in The Best Exotic Marigold Hotel, a likable if market-driven ensemble comedy about a pack of cash-poor British elders who ship out for India, hoping for one last stab at self-renewal in a supposedly glam hotel.

The lonely seniors have two things in common: the usual big-screen bucket-list array of wishes for love, sex, closure and adventure — or at a minimum, retirement without total penury — and the fact that they're all played by the cream of today's British acting talent, albeit mostly operating below full steam. (全文はこちら:http://www.npr.org/2012/05/03/151874957/best-exotic-marigold-hotel-retirement-outsourced)




2012年5月18日金曜日

[教育] ゆとり教育


「ゆとり教育」って何なのでしょうか?

>外国の若者の方が優秀とか最近の若者はダメとかよく聞くが
>一番の問題はそれに恥じらいも責任感も感じてない育てた世代
>物事には原因がある
>生まれ落ちた時は誰もが知識も分別も無い無垢な存在だ
>「中国の若者の方が優秀=日本の若者を育成した世代は育成競争で­中国に完敗した」
>という自覚すら無いのは人間辞めてるか永遠のガキ
>そもそもゆとり教育を支持した奴と受けた奴はどちらがよりアホな­のやら
>少なくとも責任は支持した奴らの方が重いだろう 
ys4414 

上記の投稿を読んで、ビデオを笑って見ていた自分を酷く恥じました。

アメリカに住んで四半世紀になろうとしています。こちらで子育てをしながら、他の親達とも接する機会も多く、日本だったら「モンスターペアレント」とレッテルを貼られそうな親を沢山見てきました。同時にそれにうま~く予防線を張る教師側の努力も素晴らしいものがあり、双方の力関係の中には、逞しささえ感じられます。たまたまそんな学校区や学校に子供を送っていたからかもしれません。こちらの地域差たるや、随分なものです。

ここから全部IMOです:

原爆やら原発に関わってきて、日本の戦後の歩みをどうしても見直さなければいけなかったこの数年間、色色な考え方の調整をせざるを得ませんでした。 学校教育というものも、複雑な波にもまれた日本の戦後の産物です。オランダ人比較文化学者のカレル=ヴァン=ウォルフレンによって書かれた「人間を幸福にしない日本というシステム」(同タイトルでググッてください)という本によると、文部省だけが唯一戦前のスタッフを戦後もそのまま採用し続けた役所だそうです。新しい教育を受けて世に出た先生達が組織した日教組と折が合わないのも当たり前といえば当たりまえ。家庭の中も、戦前、戦中、戦後教育を受けた三世代が同居して長男・長女の責任を平等教育を受けた子供達に当然のごとく押し付けることの不条理にうまく対処できた家庭がどれほどあったでしょうか?親にも先生にも「ゆとり」が無かったら、カリキュラムだけでは真の「ゆとり」は生まれないということですよね。

現実問題として、世代の差や価値観の違いをうまく収められない企業が多いとすれば、それはきっと海外支店での異人種、異文化、多言語環境から何も学んでいない証拠でしょう。バブル世代も新人類も、それ以前の世代も全部含めて、何も学ばなかったツケが、家庭でも職場でも混乱を招いていることに、早く注目し、対処すべきです。

さて、今日の英語ネタです:

*お勧めのYouTubeビデオ:ドナ=サマーのラストチャンス

*お勧めのサイトNPR.org (517日)
Donna Summer, the queen of disco whose career spanned four decades and earned her multiple number one hits and five Grammy awards, has died after a long battle with cancer, TMZand E-online and the AP are reporting. The AP confirmed the death with the singer's family.

2012年5月16日水曜日

[グローバル] 小出裕章氏 -2

5月3日の講演後、頂いたお名刺にから小出さんのメールアドレスを知り、夜半過ぎまで色々書いてお送りしました。超多忙の「時の人」に、読んでいただければもうそれだけで大満足でしたのに、今朝
お返事を頂き、ルンルンで起きました。

小出さんのメールをそのままここに載せるのは宜しくないと思いますが、3行だけ抜粋して以下に貼り付けます:

>どうすればいいのか、私にはわかりません。
>でも、原子力=核を廃絶させることは私の責任でもあると思います。
>あまりに無力であることを日々、痛感しますが、あきらめずに行きたいと思います。

IMO英語で言う "down to earth" とか "humble" 等の単語は、まさにこの方のためにあるようなものです。

最初の頃に、「センセー」と呼ばれる人達にろくな人がいない、という中山千夏さんの新聞コラムのコメントについて書きましたが、IMO少なくとも小出裕章という人物だけは例外であると、ここに明記する必要がありますね。

それでは今日の英語ネタです。

*お勧めのYouTube ビデオとサイト:Ben Goldacre: Battling Bad Science http://www.youtube.com/watch?v=h4MhbkWJzKk&feature=g-vrec

超早口でまくし立てますが、この人の「しゃべり」の中には沢山の真実があります。ふんだんにパワーポイントが使われている講演ですので、それを読むことで、今日のリーディングをカバーしたことにしましょう。最近私達の周りにあるマスメディアの情報をどう見るか、じっくり技を盗んでください。

2012年5月15日火曜日

[環境] [グローバル] [核問題] 今日の収穫

な~んとなく曇っている日は、血圧が低くてなかなかパワーで出てきません。特に今朝は睡眠時間4時間弱で飛び起きなければなりませんでした。こんな日はとくに、目の前が電車の駅であることにふか~く感謝です。しかも駅の近くのベーグル屋のコーヒーを買う時間も何とか確保できました。ここのコーヒーがうまいんだ!

国連前にて全員集合。広島で被爆なさった三人の女性達と、彼女達の被爆証言活動をアメリカ側でサポートするNGOとその関連の人達にご挨拶させていただき、早速国連ビルの中のセキュリティーチェックをくぐりました。 

今回は国連でインターンをしている人達向けの被爆証言を最初に2セッションやりました。被爆証言の通訳は此れで3年目ですが、何回やっても胸のつまされる話の内容に、目頭が熱くなることがあります。ある女性は顔も首も体のかなりの部分に重症のやけどを負って帰宅したそうです。母親は我が娘とわからなかったほどの形相だったそうです。それでも生還したのだから良かったね、と言ってくれた女性がいたそうです。この女性は、自分の子供を見殺しにしなければならなかったのだそうです。家屋の下敷きになった子供を必死に助けようとしたのですが、火の回りが速くてそのままでは自分も傍にいる他の子供たちも死んでしまうような状況があったそうです。下敷きになった子供は、自分の母と幼い妹弟達のために、自分を置いて逃げろと説得したそうです。そんな話、こんな話をこれまで何度も通訳させて頂きました。

広島・長崎以外の日本で生まれ育った私には、原爆なんて地域的な問題、ぐらいの印象しかありませんでした。そのように思うように仕向けられていたのだと解ったのは、被爆証言の通訳がきっかけでした。日米の戦後の話し合いで原爆の話は12年間タブーだったそうです。第五福竜丸の被爆をきっかけに被爆者団体が結成され、世界中に知られるNGOに成長を遂げました。其の努力の甲斐あってか、やっと「原爆病院」という専門病院が1975年に設立されました。原爆投下後、30年間被爆者たちが祖国の政府からも放っておかれた証拠でもあります。この世で最後の被爆者であるよう、これ以上原爆の被害者が出ないよう、平和を訴え続けてきた尊い団体は、ノーベル平和賞に何度もノミネートされています。

海外での知名度や活躍とは裏腹に、日本国内ではあまりぱっとしなかった時代が長かったですが、昨年の3.11から改めて脚光を浴びているそうです。そりゃそうですよね。広島・長崎から何も学ばなかったツケが、国家滅亡の危機さえ囁かれるほどの大惨事となって降りかかっているのですから。今現在も四号機のプールが新たな地震や津波で破損したらどうなるか、戦々恐々、全く油断の許されない状況です。

それなのに、ど~~~~~~~して原発を海外に売る? 恥知らずもいい加減にして欲しい!

さて、被爆証言のあとは国連のOffice for Disarmament Affairs、略してUNODA(世界の非武装を目指す部署)のランディー=ライデルさん(Senior Political Affairs Officer)とアンジェラ=ケインさん(High Representative for Disarmament Affairs)と被曝者の皆さんとの会談となりました。ランディーさんは、国連非武装会談で行われるバン=キ=ムーン事務総長のスピーチ原稿のライターでもあります。お二人とも温和なお人柄で、被爆者側からの提案を熱心に聴いて下さいました。そして、被爆証言活動を今後も益々広く続けて欲しいと要請なさいました。

其のあと、ランディーさんも交えてみんなで「酒蔵」でお昼を頂きました。久々の「酒蔵」で本格的な日本料理を堪能しました。

其の席で、今度は通訳としてではなく、私個人としてUNODAのことを色々伺ううちに、幾つかの驚くべき事実がランディーさんの発言から明らかになりました。其の中で一番印象的だったのは、UNODAの予算が国連のお掃除全般に使われる予算よりも少なく、年間$11ミリオンだそうです。ところが、国連内にはまだ原子力エネルギーを推進する部署もあります。The International Atomic Energy Agency (IAEA)の予算はUNODAの20倍近くあるそうです。興味本位でそちらのウェブを覗いてみると、こんなパラグラフを見つけました:

The Agency noted that an aquifer in the north-western Sahara is an important freshwater source for the people of Tunisia, Algeria and Libya now and in the foreseeable future. With increasing scarcity of clean surface waters, IAEA and UNEP, the UN Educational, Scientific and Cultural Organization (UNESCO), the UN Food and Agriculture Organization and the Sahara and Sahelian Observatory (OSS) countries is helping the three countries to use isotopic and nuclear techniques to protect the shared water source.(全文はこちら:http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=14363&Cr=water&Cr1=)

水源を守るのに、なぜ核技術が必要なんでしょうか? 原発に大量の水が必要であることはわかりますが。

*今日のお勧めのYouTube: Water Matters: Making a difference with nuclear techniques
http://www.youtube.com/watch?v=PMOZiC-kyNQ&feature=relmfu

本当に平和利用なのか、下心があるのか、私にもまだ答えが出ません。平和利用の中に、エネルギー目的とそうでない目的に項目を分けて考える必要性があるということは確かのようです。

ここで17日のイベントをご紹介させて頂きます:

NRC Public Hearing Re: Indian Point

インディアンポイント原発に関する公聴会
Thursday May 17, 2012 6pm: at DoubleTree Hotel 455 South Broadway Tarrytown, NY (Map)
Open House: 6:00 p.m. to 8:00 p.m.  Public Meeting: 7:00 p.m. to 9:00 p.m.
A Free shuttle bus from Manhattan to Tarrytown is provided by RiverKeeper. RSVP HERE today!

無料送迎バスが出ます(グランドセントラル駅ーTarrytown往復)。 こちらのリンクでお早めにご予約を。
Do you desire to see your environment nuclear-free? This is an opportunity to say you really want it. The U.S. Nuclear Regulatory Commission (NRC) will host an open house and public meeting to discuss the NRC’s assessment of "safety performance" at Indian Point Units 2 & 3. Indian Point is located only 30 miles north of NYC. Bring your voice to the hearing - it will also be a great opportunity to hear and learn how NRC operates hand in hand with electric companies, to speak out your concerns and demand to shut it down. Meet local residents/activists and find out what we can do together. On the same day, people in Japan will gather in front of the Prime Minister's house to call for halt to the restart of Ooi Nuclear Power Plant. Let us raise our voices in nuclear-free solidarity. Get on the bus!
あなたは、原子力のない環境を望んでいますか?その望みを要求に変えるチャンスです。米国原子力規制委員会(NRC)がインディアンポイント原発2号機および3号機の「運転安全性」に関する評価書について話し合うため公聴会を開きます。インディアンポイント原発はNY市からわずか約30マイルのところにあります。NRCにあなたの声を届けませんか。また、この公聴会では NRCが電力会社と手を取りながら、公衆に対してどのような対応をとっているのかを学び、感じ取ることもできるでしょう。NY北部、原発のまちで活動する人々と出会い、廃炉のために何ができるかを考える良いチャンスにもなるでしょう。ちょうど同じ時間に(18日)日本では、首相官邸前で大飯原発再稼働に反対するためのデモが行われます。脱原発の思いをつなげて声をあげましょう。この日はバスでマンハッタンを出よう!
[Read the full notice letter by NRC - pdf] [NRCによる公聴会のおしらせ・全文(英語)]
[Read NRC's "ANNUAL ASSESSMENT LETTER - INDIAN POINT NUCLEAR GENERATING UNITS 2 AND 3"-pdf] [NRCによるインディアンポイント原発2、3号機の2011年安全評価書(英語)]

Read more about Indian Point :
INDIAN POINT SAFE ENERGY COALITION
SHUT DOWN INDIAN POINT NOW!

2012年5月11日金曜日

[グローバル] 国連NGO と 日本女性

昨日パーティーがありました。国連で先日通訳としてお手伝いさせて頂いた、UNCSW56 という国際婦人会議後、私も連絡リストに載ったらしく、女性国連大使を表彰するレセプションにご招待されました。

久々に懐かしい方々とお目にかかり、また新しい人たちとの出会いありで、やっぱり行って良かったな、と感じること然り。特に、この種の集まりでは皆世界平和と男女平等を目標に掲げているので、初対面の人でも共通の価値観と連帯意識でとても和気藹々と話をすることができます。

表彰されたのは以下の女性達でした:

  • Czech Republic: H.E. Mrs. Edita Hrdá
  • Iceland: H.E. Ms. Gréta Gunnarsdóttir
  • Federated States of Micronesia: H.E. Ms. Jane J. Chigiyal
  • Zambia: H.E. Dr. Mwaba Patricia Kasese-Bota
この中に日本の女性国連大使が仲間入りするのは何時のことやら。

2,3月の通訳を通じて学んだ中に、毎年ダボス会議で公表されるGGI(Gender Gap Index)というのがあります。世界135カ国の間で男女平等度のランキングをつけるもので、先進国であるはずの日本が、「男女平等」というカテゴリーにおいては135カ国中98位という情け無い状況を示しています。
以下が2011年のレポートで、9ページめに日本の数字が出ています:http://www3.weforum.org/docs/WEF_GenderGap_Report_2011.pdf

総合で98位ですが、細かく4つの項目に分かれています:

1. 経済活動の参加と機会   100位
2.学歴            80位
3. 健康と寿命         1位
4. 政治的権限        101位

せっかく健康と寿命で世界一位に輝きながら、他があまりにも悪すぎるので総合でど~んと下がって
98位です。この何たる情けなさ!これは女性が情けないのではありません。女性は優秀でありながらも機会を平等に与えられていないことの現われなのです。

それでは今日のお勧めコーナーです:

*今日のお勧めのYouTube: 
Wall StreetがMain Streetを滅ぼした形跡を追います: http://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/money-power-wall-street/

*今日のお勧めのサイト: 
ホステスという文化について、思いっきり考えさせられます



2012年5月8日火曜日

[グローバル] 小出裕章氏

小出裕章京都大学助教授のNY講演に行ってきました。

お人柄を感じさせる、聞き手に優しいお話で、科学の専門家でなくても解りやすいように解説してくださいました。埋め尽くされた会場から、放射能に対する感心の強さが伺うことができました。

政府発表数値の低め修正に至っては、パニックを避けるどころか、余計パニックと政府不信をあおっていると確信します。誰のための低め修正でしょうか? 

放射能管理区域に指定すべき地域が、地図上で南西に延びて、すでに群馬県まで来ています。放射能管理区域とは、そこにいると命や健康に支障をきたすので、立ち入り禁止にしなければならない場所を言います。

私は、日本から海外に出たい人と、日本から家族や知り合い、或はビジネスパートナーになりえる人を呼び寄せたい人との中継ぎをしたいと考えてます。我が家族においては、是非是非こちらに移住して欲しいと、3.11の頃から言ってます。いろんなしがらみがあるでしょうが、孫やひ孫の代のことまで考えれば、放射能にもっとも敏感な子供達と彼らの将来を是非守ってあげて欲しいと切に願ってやみません。日本の政府は何もしないし、いざとなったら国民を捨てて一番先に脱出するのは政府関係者であることは間違いありますまい。

9.11のときに、アメリカの日本領事館が空っぽになったのは有名な話で、現地日本人の消息を尋ねて連絡してきた日本の家族が困ったそうです。さっさと皆さん避難なさっておられたそうです。

小出助教授の講演がアップされましたので、ここにお知らせいたします:http://vimeo.com/41616418

講演後にご挨拶をして、お名刺を交換させて頂きました。肩書きには、「京都大学原子炉実験所 助教」と書かれてあります。彼の偉大な貢献に全く合わないこの「助教」という肩書きを持たせ続けた日本の国立大学組織に、怒りを覚えます。

IMO日本でこの程度の待遇しか与えられないのなら、小出氏をノーベル平和賞にノミネートして、世界に認めてもらいましょう。

それでは今日のお勧めコーナーです:

*お勧めのYouTube: スタテン島タグボートの船長のお話:
http://www.youtube.com/watch?v=c_PjWslIC6A

*お勧めのニュース記事:今日のNPRより


Maurice Sendak, 'Where Wild Things Are' Author, Dies

by THE ASSOCIATED PRESS
Where the Wild Things Are, author and illustrator Maurice Sendak speaks with the media Jan. 11, 2002, at the Children's Museum of Manhattan in New York City. Sendak died in Danbury, Conn., on Tuesday. He was 83.
text size A A A May 8, 2012
Maurice Sendak, the children's book author and illustrator who saw the sometimes-dark side of childhood in books like "Where the Wild Things Are" and "In the Night Kitchen," died early Tuesday. He was 83.

Longtime friend and caretaker Lynn Caponera said she was with him when Sendak died at a hospital in Danbury, Conn. She said he had a stroke on Friday.

(全文はこちら:http://www.npr.org/2012/05/08/152248367/maurice-sendak-where-wild-things-are-author-dies)

2012年5月6日日曜日

[手抜き料理] 加熱・再加熱同時進行のヒント


今日は土曜日、英語クラスが朝から続く日です。
どのクラスも上級編に入り、夫々特徴のあるクラスになって、次のネタをどう工夫しようかと毎回悩むと同時に、無限の広がりに面白みを感じます。

限られた時間でまともな昼食を食べたい。冷凍庫を開けると、何と(生)鮭の切り身とチャーハンを発見!どっちも冷凍されてるけど、夫々チンすると片一方を加熱する間に、先の一方が冷めてしまいそう。

そこで無水なべとパーチメントペーパーに活躍してもらいます。
パーチメントペーパーの真ん中に山を作り、一つの鍋(フライパン大)の中に二つの分かれた調理スペースを作ります。一方に鮭(冷凍する前に塩しておきました)を入れ、もう一方にチャーハンを入れ、蓋をして加熱。

塩鮭とチャーハンが同時進行中に、今度は冷凍のブロッコリー、三色ピーマン、リークを夫々必要な分だけ袋から耐熱容器に入れ、そこにオリーブオイルをたら~っとたらし、冷蔵庫に常備している自家製ガーリックバターをナイフで軽く切り取って野菜の上におきます。レンジで冷凍加熱のボタンを押して、即席野菜炒めが出来るまで、今度は加熱し始めたチャーハンを解して、中の凍った塊がなるべく熱い表面に触れるようにします。鮭も適度にひっくり返し、軽く焦げ目が付いた普通の塩鮭と、ほっかほかのチャーハンが出来ました!即席野菜炒めは水分が多くなりますが、それもビタミンスープですから、最後にぐいっと飲んじゃいました。

それでは今日のお勧めコーナーです:



*お勧めのYouTube:


*お勧めのサイト

Taking E-Mail Vacations Can Reduce Stress, Study Says
 | May 4, 2012, 6:00 AM

You probably don’t need a doctor or scientist to tell you this, but your e-mail could be killing you.
A new study released Thursday by the University of California, Irvine, which was co-written with United States Army researchers, found that people who do not look at e-mail on a regular basis at work are less stressed and more productive.





2012年5月4日金曜日

[グローバル] トランスジェンダーとは?

「LGBTコミュニティー」という表現をよく耳にします。NYだからでしょう、きっと。
正確には、「LGBTTIQQ」なのです。
詳細はここでははしょりますが、昨夜NJの拙宅から電車と徒歩で2時間半かけて、アッパーウェストにある某有名私立女子校の図書館に行きました。そこでは、昨年封切られた映画「Gun Hill Road」のスクリーニングがありました。

参加者の殆どはレズビアン、ゲイ、或はこの類の問題に興味のある私みたいな人たちが集まってなかなか良かったです。問題の焦点を共有できる環境って、気持ち良いですよね。

Gun Hill Roadは、NYの貧困層のファミリーをモチーフにした映画です。出所したばかりの父親は、しばらく見なかった息子が娘に成長してしまったことを知り、ショックを隠せません。何とか娘を息子に戻そうと強引にスポーツ、断髪、女遊びまで押し付け、完全に子供からシャットアウトされてしまいます。幸運にも母親は娘と化した息子をありのまま受け入れてきました。結果はいつか、実際に見てください。この問題を理解するにはとても良い映画です。

Sex, Gender, Sexuality-夫々がどう違うのか、夫々にどんなタイプがあるのか、社会がそれをどれほどわかっているのか・いないのか、どうやってこの問題を親や、誰にも言えずに悩んでいる子供達に受け入れてもらったり、受け皿を提供できるか、など色々と考えさせられました。

日本の文化では、もともとお茶、お花、踊りのお師匠さんとか、呉服屋の営業とか、結構この類の男性達が堅気っぽい世界で出来る仕事がありましたよね?ま、風俗関連は戦国時代のお小姓から近代のゲイバーまで色々でしょう。残念ながらレズビアンは社会的な受け皿が男性ほどは無かったのでは?この辺深く掘り下げる必要がまだありそうです。宝塚や松竹歌劇団の男役や男役に熱を上げる女性達をこのグループに分類できるのかどうか、まだわかりません。

今の日本でとても残念なのは、「性倒錯障害」と呼ばれ「障碍者」扱いされることです。この辺、戦後アメリカの新教徒的な潔癖主義が変に歪んだ形で導入されたのではないかしら、と考えます。
それまでは、日本社会で「ちょっとオカマのあのオジサン・オニイサン」として、普通に暮らしていた人たちが、今は「障碍者」とは随分可哀想な話です。

中国、古代エジプト、中東のハーレムには宦官(去勢された男性召使)が権力者の妾達に使えていましたし、14世紀のイタリアでは、ボーイソプラノを変声から守るために、教会合唱団の男の子達を年間2000人、虚勢していたそうです。やっとここ数年ではっきりと表面化してきた教会関係者の男色や、アルターボーイ(教会で司祭のアシスタントを勤める男の子)への性的な悪戯や関係の強要は、かなり深い歴史的な経過があるのですよね。

なぜ男と女を両サイドに置いて、真ん中の「幅」の存在を認めないのでしょうか?「第三の性」の幅はかなり広いみたいです。

先の映画の話にもどりますが、主人公の娘(元息子)はゲイではないのです。トランスジェンダーなのです。誕生時におOOOOがあったということだけで、社会的に男として育てられますが、思春期に自分の中の女性に目覚め、体も女性にしようと努力します。この子が男性に恋をする--これは同性愛ではなくて、異性愛なのです。思春期においても自分が男であるとの認識が変わらず、男性に恋心を抱く人たちがゲイで、その女性版がレズビアンです。女性同士でも、片方が自分の中に男性を感じ、男性化してしまう、つまりトランスジェンダーしてしまったら、これも異性愛です。ややこしいですね。

うちの娘の学校の親達にはこのLGBTTIQQコミュニティーの人が多く、とても上手に子育てをしていて、素晴らしい子達が夫々の才能を発揮しています。こんなに自然に自分らしくしている子供達が世の中に巣立って行っても、世間の無理解にくじけないよう、強く頑張って欲しいと思います。その意味でも、大多数を占める異性愛の親達が正しい理解を持ってこのコミュニティーの問題解決(いじめ、阻害感、自殺など)に向けて協力体制を敷くことはとても大事なことです。

Gun Hill Roadの監督は、呼ばれたら喜んで試写会にいらして下さいますよ。映画を見た後でみんなで質問や感想を話し合う時間を持つことによって、理解が更に深まります。

さて、今日のお勧めコーナーです。

*お勧めのYouTube: 20/20 "My Secret Self" Part 5 of 5
http://www.youtube.com/watch?v=ib_yE5WILJc&feature=results_main&playnext=1&list=PL78ACA328937E7E16
*お勧めの記事:


Chinese blind activist Chen Guangcheng in talks with U.S. after plea for help
 BY SHAUN TANDON, AGENCE FRANCE-PRESSE MAY 3, 2012 10:46 AM


BEIJING - The United States said Thursday it was in talks with Chinese dissident Chen Guangcheng about his future, after the blind activist expressed fears for his safety and pleaded to be taken abroad.

The campaigning lawyer, who escaped from house arrest and spent six days at the U.S. embassy in Beijing until he left on Wednesday, is at the centre of a sensitive diplomatic row between China and the United States.

U.S. officials have said Chen, who riled Chinese authorities by exposing forced abortions and sterilizations under the government's "one-child" policy, left the embassy after Beijing pledged he and his family would be treated "humanely."

But Chen has since said he felt under pressure to leave the embassy, fearing for the safety of his family, who suffered repeated abuses at the hands of local officials in their home town.

(全文はこちら:http://china.einnews.com/article/94126536)

2012年5月2日水曜日

[英語・グローバル]NYタイムス、Tフリードマンの論説

今朝になって昨日のNYタイムスのOP-EDコラムを読み、感銘を受けました。これはなるべく多くの皆さんに読んで頂きたいと思いましたので、僭越ながら後半に日本語で訳を書きました。其の後に私の読後感を書きました。

May 1, 2012

Tanks, Jets or Scholarships?
By THOMAS L. FRIEDMAN
Amman, Jordan

And so it came to pass that in 2012 — a year after the Arab awakening erupted — the United States made two financial commitments to the Arab world that each began with the numbers 1 and 3.

 It gave Egypt’s military $1.3 billion worth of tanks and fighter jets, and it gave Lebanese public-school students a $13.5 million merit-based college scholarship program that is currently putting 117 Lebanese kids through local American-style colleges that promote tolerance, gender and social equality, and critical thinking. I’ve recently been to Egypt, and I’ve just been to Lebanon, and I can safely report this: The $13.5 million in full scholarships has already bought America so much more friendship and stability than the $1.3 billion in tanks and fighter jets ever will.

So how about we stop being stupid? How about we stop sending planes and tanks to a country where half the women and a quarter of the men can’t read, and start sending scholarships instead?

I am on a swing through the Arab world right now, and I am spending as much time as I can with public schoolteachers and students — and young Arabs doing technology start-ups — and as little time as possible with officials. It derives from my conviction about what really propelled the Tunis and Tahrir Square revolutions: Arab youths — 70 percent of this region is under 30 — who were humiliated and frustrated that they were being left behind. This Arab awakening was their way of saying: We want the freedom, the voice, the educational tools, the jobs and the uncorrupted government to realize our full potential. That’s what sparked this revolution.

 Yes, the various Muslim Brotherhoods have exploited the opening created by these uprisings because they were the most organized parties. But if the Islamists don’t respond to the real drivers of this revolution — that yearning for education and jobs and the dignity they bring — they, too, will eventually face a rebellion.

If America wants to connect with the real aspirations of these revolutions, it will expand to other Arab awakening countries the $13.5 million U.S. Agency for International Development scholarship program begun in Lebanon. And, by the way, hats off to President Obama, Secretary of State Hillary Clinton, the USAID Administrator Rajiv Shah and the members of Congress who got this program going.

Iran is building dams and roads around Lebanon, decorated with “Thank You, Iran” signs. But no one is standing in line here to go to Tehran University. They still line up for American scholarships, though — one requirement of which is that winners have to do community service, so we are also helping to build better citizens.

The American Embassy in Beirut introduced me to four of this year’s Lebanese scholarship students — who attend either the Lebanese Arab University or Haigazian University, which offer modern U.S.-style bachelor’s degrees.

Israa Yassin, 18, from the village of Qab Elias, who is studying computer science, told me: “This whole program is helping to make the youth capable of transforming this country into what it should be and can be. We are good, and we have the capabilities and we can do a lot, but we don’t get the chance. My brother just finished high school, and he could not afford [university]. His future is really stopped. The U.S. is giving us a chance to make a difference. I do believe if we are given the chance, we can excel. ... We will not be underestimated anymore. It is really sad when you see a whole generation in Lebanese villages — hundreds of guys doing nothing — no work, not going to college.”

After getting the U.S. scholarship, said Yassin, “my family and my community feel differently about America. Why would they hate someone who is helping them?”

Word of the American scholarships has spread quickly; the program is now being swamped with applications for next year, a majority from young women. Wissal Chaaban, 18, from Tripoli, also attending the Lebanese Arab University and studying marketing, told me: “We have a lot of talent in the Middle East, and young people do not feel appreciated. They feel their voice is shut down and not heard enough.”

This program is in America’s interest, she said, because it sends young people to colleges that “encourage openness, to accept the other, no matter how different, even if he was from another religion.”

I wish my government was giving more scholarships to Americans, but since we budget this money specifically for foreign aid, let’s use it intelligently. We can still give military aid — but in the right proportion.

 While in Amman, I interviewed some public schoolteachers at Jordan’s impressive Queen Rania Teacher Academy, which works with a team from Columbia University to upgrade teaching skills. We talked about the contrast between the $13.5 million in U.S. scholarships and the $1.3 billion in military aid, and Jumana Jabr, an English teacher in an Amman public school, summed it up better than I ever could:

One is “for making people,” she said, “and the other is for killing people.” If America wants to spend money on training soldiers, she added, well, “teachers are also soldiers, so why don’t you spend the money training us? We’re the ones training the soldiers you’re spending the $1.3 billion on.”

5月1日2012年5月1日
戦車、戦闘機、それとも奨学金?
トーマス=フリードマン
ヨルダン、アンマンにて

アラブの目覚めから一年経ち、2012年にアメリカは二つの経済援助をアラブ世界に約束した。そして夫々は1と3で始まる。

アメリカはエジプトに13億ドル相当の戦車と戦闘機を贈り、1350万ドルの奨学金をレバノンの公立大学で学ぶ117名のレバノン人学生に贈った。彼/彼女らの学ぶアメリカンスタイルの現地大学では、寛容、性差別撤廃、社会的平等、批判的思考を促進している。私は最近エジプトとレバノンを訪れた。そしてこのレポートを確信を持って(読者の皆さんに)書いている:1350万ドルの奨学金は、既に13億ドルの戦車と戦闘機よりも遥かに貴重な友好と安定(した関係)をアメリカにもたらしている。

ならばもうバカなことは止めてはどうか?半数以上の女性と四分の一の男性が文盲の国に戦闘機や戦車を贈ったりするのは止めにして、代わりに奨学金を贈っては如何か?

私は今アラブ諸国を行ったり来たりしながら、公立校の先生、生徒達、そしてテクノロジーのたたき台を作っているアラブの若い世代となるべく時間を持つようにしている。官僚達とはなるべく会わないようにしている。私の信念から語らせてもらえば、今チュニス(チュニジア)やタヒリ広場(エジプト、カイロ)で展開している革命の真の推進力は、アラブの若者達である--この界隈の人口の7割は30歳以下—彼らは諸外国の繁栄から取り残されていることを恥じ、苛立ちを感じているのである。今起きている「アラブの目覚め」は彼らのメッセージである:われわれは自由、発言権、教育の機会、職、そしてわれわれの可能性をフルに生かしてくれる腐敗と無縁の政府を欲している。

確かに、様々なイスラム教同胞団が其の組織力を利用してこれらの反乱の発端に力を発揮した。しかし彼らとて、この反乱の原点--教育、職、(個人としての)尊厳—に答えることをしなければ、結局はいずれ反乱の憂き目を見るだろう。

もしもアメリカがこれらの革命の強い願望と結び付きたければ、レバノン(で大成功を収めた)1350万ドルの国際開発奨学金プログラムを他のアラブ諸国に広めるだろう。
ところで、オバマ大統領、クリントン国務長官、ラジブ=シャー米国援助管理官と、米国下院議員の推進メンバーの皆さんに敬意を表したい。

イランはレバノンにダムや道路を建設し、それらには「イランよありがとう!」の看板が掲げられている。しかし、テヘラン大学への入学希望者は皆無である。アメリカからの奨学金枠には長蛇の列ができるのである。この奨学生になると、コミュニティーサービスをすることが義務付けられる、つまりこの制度を通してより良い市民が育つのである。

ベイルートのアメリカ大使館で今年選ばれた4名のレバノン人奨学生に会わせてもらった--近代的なアメリカ式四年制のレバノン・アラブ大学とハイガジアン大学の学生である。

イスラー=ヤシン(18歳、カド=エリヤス村出身、コンピューターサイエンス専攻)は僕にこう語ってくれた:「このプログラムは、この国のあるべき姿を実現する力を持つ若者達をサポートしてくれています。私達は善良且つ有能で、(国の発展のために)多くの尽力が可能ですが、機会を与えられずにいました。私の弟は高校卒業後、大学進学を経済的な理由で断念しました。彼の将来はそこで立ち往生です。アメリカは私達に『変化』をもたらすチャンスをくれました。これによって私達は飛躍します。私達はもう過小評価されません。レバノンの村々で何百もの男性達が職も無く、大学に行くでもなく、ただぶらぶらしているのを見るに付け、悲しくなります。」

ヤーシンいわく「アメリカからの奨学金が始まってから、私の家族や地域住民の間でも、対米感情に変化が起きました。手を差し伸べてくれる人をどうして憎むことができるでしょうか?」

アメリカからの奨学金の話はすぐに広がり、来年の申し込みはもう一杯。希望者の殆どは若い女性達である。トリポリ出身のウィサル=チャーバン(18歳)レバノン=アラブ大学でマーケティングを勉強中のコメント:「中東には沢山の才能あふれた若者がいますが、その価値をわかってもらっているという実感がありません。彼らは発言権を奪われ、誰にも声が届いていないと感じています。

このプログラムは実にアメリカ的で、若者達を大学に送り、開かれた世界と、違いや宗教の壁を超えて他人を受け入れることを奨励します。」

筆者はアメリカ政府が自国民にもっと大学奨学金を提供してくれればと思うが、この予算はあくまで対外援助向けなので、賢く使うべきだ。もちろん軍事援助にも向けて結構だが、(もっと)正当な割り当て額で行われるのが望ましい。

アンマンの素晴らしいラニア女王教師アカデミーはコロンビア大学から派遣されているチームと共に教師のスキルアップを目指している。そこで公立学校教師達にインタビューする機会を得た。われわれは1350万ドルの奨学金と13億ドルの軍事援助について語り合った。アンマンで英語を教えるジュマナ=ジャブルさんは私なんぞよりも遥かに的確にまとめてくれた:

「一つは『人を作る為』で、もう一方は『人を殺す為』の援助ですね。アメリカが兵隊を訓練するために資金を投入したいのであれば、教師も兵隊ですよ。だったら其の資金をわれわれ教師を訓練するために使うべきではありませんか?私達は、あなた方が1350万ドルを投入して訓練している兵士なんですよ。」とは、全く的を得た名言だ。

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オバマ政権の中東対するアプローチは大賛成です。IMOなぜこれと同じことが前政権ではなされなかったのか?と考えると残念でなりません。

9.11をきっかけに、ビン=ラディンなる元CIA工作員の首取りという叶わぬスローガンを掲げ、多大なる人的、物的犠牲を自国民にも他国民にも及ぼし、その悪影響は今に尾を引いています:全米津々浦々に張り巡らされた警戒カメラ、二重三重の空港のセキュリティーチェック、9.11後に航空券に設けられた追加税、物資の輸出入に課せられた同様の追加チェックに税金、それに膨大な軍事費に加え、戦後も退役軍人に対する医療費、軍人遺族に対する恩給など、ありとあらゆる形でわれわれの税金が吸い取られて行きます。IMO最初からこの資金を他国の教育費につぎ込んでいたら、その効果たるや、どれほど今のアメリカを救ってくれていたことでしょう。ほんの数分の一で絶大な効果があったはずです。残りの額で、アメリカ国内の教育や福利厚生の充実をまかなえたであろうことを考えると、戦争というネガティブな経済政策を推進した前政権の利権まみれの運営に腹が立ちます。日系企業もこの戦争景気の政府契約で設けた会社は多いと聞きますが、これからは教育・福祉産業に是非目を向けて頂きたいと願ってやみません。

[英語]アイデンティティーと自分の名前

私のファーストネームはかつてコテコテの日本風で、しかも結構古風なのでした。たった2音節の名前なのに、アメリカでまともに発音してもらえることはまずありませんでした。「ちよ」という名前は、数年前にベストセラーになった”Memoirs of a Geisha"の主人公の名前でもあります。あれが世に出るまでは、「キヨ」「チャイヨ」などとよく呼ばれました。もっと酷いのはスペイン語を話す人たちに「チジョ」と呼ばれること。これは音からして「痴女」や「恥女」に通じるものがあるうえ、コロンビアのスペイン語でやらしい意味があるらしいです。

実は米国籍を取るにあたり、私はスペルを変えたかったのです。ChiyoをChioにすると、かなり日本語の「ちよ」に近い発音になり、少なくとも上記のようなおかしな音にはなりえないスペリングなんです。英語の”Y"は音の価値としては”I+I"なんです、って言うと「は?」ですよね。じゃあ、これは?英語の”W"は音の価値としては”V+V"或いは”U+U"なんです、って言うと納得できますでしょ? その延長線上で、”Y=I+I"と見ていただくと、ChiyoはCHIIIOなのですから、やたら”I"が多くなり、ネイティブは発音に苦戦するのです。Chioにすると其の混乱を避けられるのですが、日本式ローマ字表記では、これはおかしいのですよね。どうも私のXにとって、Chioという簡略化したスペリングがどうしても受け入れられなかったようで、私に絶対にChiyoというスペルで米国籍登録しろ、と言い張ったのでした。それを素直に聞いた当時の自分が情けない、と今から思っても後の祭り。少なくとも交換条件として、英語のミドルネームをつける事で納得させました。私が選んだ名前はRachelでした。「青い鳥」の作家がこの名前でしたよね。XのミドルネームがRichardだったので、Rachelはちょっと近いかな、などとも考えていたようです。旧約聖書に出てくるかなりユダヤっぽい名前であることを知ったのは、市民権を取ってからだいぶ後のことでした。

英語名で便利なのは、いちいち聞き返されないことです。また、聖書にある名前は、どのヨーロッパ言語でも似たようなバージョンがあるので楽ですね。ケベックでは「ラシェル」とフランス語式で呼ばれましたし、中南米系の人からは「ラケル」と呼ばれます。

ファーストネームもファミリーネームも西洋系でありながら、顔だけ東洋系という事実を、精神的に受け入れ難い人がまだちらほらいるのもこのあたり(ニューイングランド)の特徴と言えるでしょう。西洋系にアダプトされた東洋系の人なども増えているというのに、まだまだ精神的なグローバル化は、物資や人の動き、ファッションのそれとはスピードが違うのでしょうね。

話は飛びますが、”Memoirs of a Geisha" の中で芸者になるまでのストーリーが悲しいですね。貧困層出身の女の子が、人身売買の最終引渡し地点の芸者置屋で鍛えられて、お稽古を積んで「商品価値」を高めて旦那を募るという流れです。ただ、芸者への道には、実はもう一つあったということがこの本には書かれておりません。羽振りの良い商売人の娘が、嗜みとして踊りや歌を習い、万が一店が傾いたときに、置屋に出て実家を救うというパターンもあったそうです。と、ここまで話をしたときに、ある生徒さんが、「どっちみちリスクヘッジですね。」とおっしゃいました。たしかに「リスクヘッジ」ですよね。出身が貧しくても豊かでも、あくまで「商品」として女性を扱っていることには変わりないのです。男性の思いのままに動かせるという錯覚がいまだに消えないのが、今年も出された男女共同参画白書が物語っております。簡単バージョンのサイトをご紹介しますので、ご覧下さい:http://www.gender.go.jp/research/dansei_ishiki/pdf/gaiyou.pdf


それでは今日の英語ネタです:

*今日のお勧めのYouTube ビデオ:Memories of Geisha
http://www.youtube.com/watch?v=DWQYUXDXyGU

*今日のお勧めの記事:

Italian, Turkish firms to establish new ventures
ISTANBUL - Hürriyet
Some 200 Italians firms, attending a business forum starting today in Istanbul, will help improve bilateral trade volume, says Italian Ambassador Scarante.

A light commercial vehicle production line at one of Tofaş’s, Fiat’s local partner, plant churns out minivans. A crowded Italian trade mission is seeking busnisses in Turkey
New links between Italian and Turkish firms will be formed during today’s Italy-Turkey Economy Forum in Istanbul, according to Gianpaola Scarante, Italy’s ambassador to Ankara.

(全文はこちら:http://www.hurriyetdailynews.com/PrintNews.aspx?PageID=383&NID=19698)