2012年5月15日火曜日

[環境] [グローバル] [核問題] 今日の収穫

な~んとなく曇っている日は、血圧が低くてなかなかパワーで出てきません。特に今朝は睡眠時間4時間弱で飛び起きなければなりませんでした。こんな日はとくに、目の前が電車の駅であることにふか~く感謝です。しかも駅の近くのベーグル屋のコーヒーを買う時間も何とか確保できました。ここのコーヒーがうまいんだ!

国連前にて全員集合。広島で被爆なさった三人の女性達と、彼女達の被爆証言活動をアメリカ側でサポートするNGOとその関連の人達にご挨拶させていただき、早速国連ビルの中のセキュリティーチェックをくぐりました。 

今回は国連でインターンをしている人達向けの被爆証言を最初に2セッションやりました。被爆証言の通訳は此れで3年目ですが、何回やっても胸のつまされる話の内容に、目頭が熱くなることがあります。ある女性は顔も首も体のかなりの部分に重症のやけどを負って帰宅したそうです。母親は我が娘とわからなかったほどの形相だったそうです。それでも生還したのだから良かったね、と言ってくれた女性がいたそうです。この女性は、自分の子供を見殺しにしなければならなかったのだそうです。家屋の下敷きになった子供を必死に助けようとしたのですが、火の回りが速くてそのままでは自分も傍にいる他の子供たちも死んでしまうような状況があったそうです。下敷きになった子供は、自分の母と幼い妹弟達のために、自分を置いて逃げろと説得したそうです。そんな話、こんな話をこれまで何度も通訳させて頂きました。

広島・長崎以外の日本で生まれ育った私には、原爆なんて地域的な問題、ぐらいの印象しかありませんでした。そのように思うように仕向けられていたのだと解ったのは、被爆証言の通訳がきっかけでした。日米の戦後の話し合いで原爆の話は12年間タブーだったそうです。第五福竜丸の被爆をきっかけに被爆者団体が結成され、世界中に知られるNGOに成長を遂げました。其の努力の甲斐あってか、やっと「原爆病院」という専門病院が1975年に設立されました。原爆投下後、30年間被爆者たちが祖国の政府からも放っておかれた証拠でもあります。この世で最後の被爆者であるよう、これ以上原爆の被害者が出ないよう、平和を訴え続けてきた尊い団体は、ノーベル平和賞に何度もノミネートされています。

海外での知名度や活躍とは裏腹に、日本国内ではあまりぱっとしなかった時代が長かったですが、昨年の3.11から改めて脚光を浴びているそうです。そりゃそうですよね。広島・長崎から何も学ばなかったツケが、国家滅亡の危機さえ囁かれるほどの大惨事となって降りかかっているのですから。今現在も四号機のプールが新たな地震や津波で破損したらどうなるか、戦々恐々、全く油断の許されない状況です。

それなのに、ど~~~~~~~して原発を海外に売る? 恥知らずもいい加減にして欲しい!

さて、被爆証言のあとは国連のOffice for Disarmament Affairs、略してUNODA(世界の非武装を目指す部署)のランディー=ライデルさん(Senior Political Affairs Officer)とアンジェラ=ケインさん(High Representative for Disarmament Affairs)と被曝者の皆さんとの会談となりました。ランディーさんは、国連非武装会談で行われるバン=キ=ムーン事務総長のスピーチ原稿のライターでもあります。お二人とも温和なお人柄で、被爆者側からの提案を熱心に聴いて下さいました。そして、被爆証言活動を今後も益々広く続けて欲しいと要請なさいました。

其のあと、ランディーさんも交えてみんなで「酒蔵」でお昼を頂きました。久々の「酒蔵」で本格的な日本料理を堪能しました。

其の席で、今度は通訳としてではなく、私個人としてUNODAのことを色々伺ううちに、幾つかの驚くべき事実がランディーさんの発言から明らかになりました。其の中で一番印象的だったのは、UNODAの予算が国連のお掃除全般に使われる予算よりも少なく、年間$11ミリオンだそうです。ところが、国連内にはまだ原子力エネルギーを推進する部署もあります。The International Atomic Energy Agency (IAEA)の予算はUNODAの20倍近くあるそうです。興味本位でそちらのウェブを覗いてみると、こんなパラグラフを見つけました:

The Agency noted that an aquifer in the north-western Sahara is an important freshwater source for the people of Tunisia, Algeria and Libya now and in the foreseeable future. With increasing scarcity of clean surface waters, IAEA and UNEP, the UN Educational, Scientific and Cultural Organization (UNESCO), the UN Food and Agriculture Organization and the Sahara and Sahelian Observatory (OSS) countries is helping the three countries to use isotopic and nuclear techniques to protect the shared water source.(全文はこちら:http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=14363&Cr=water&Cr1=)

水源を守るのに、なぜ核技術が必要なんでしょうか? 原発に大量の水が必要であることはわかりますが。

*今日のお勧めのYouTube: Water Matters: Making a difference with nuclear techniques
http://www.youtube.com/watch?v=PMOZiC-kyNQ&feature=relmfu

本当に平和利用なのか、下心があるのか、私にもまだ答えが出ません。平和利用の中に、エネルギー目的とそうでない目的に項目を分けて考える必要性があるということは確かのようです。

ここで17日のイベントをご紹介させて頂きます:

NRC Public Hearing Re: Indian Point

インディアンポイント原発に関する公聴会
Thursday May 17, 2012 6pm: at DoubleTree Hotel 455 South Broadway Tarrytown, NY (Map)
Open House: 6:00 p.m. to 8:00 p.m.  Public Meeting: 7:00 p.m. to 9:00 p.m.
A Free shuttle bus from Manhattan to Tarrytown is provided by RiverKeeper. RSVP HERE today!

無料送迎バスが出ます(グランドセントラル駅ーTarrytown往復)。 こちらのリンクでお早めにご予約を。
Do you desire to see your environment nuclear-free? This is an opportunity to say you really want it. The U.S. Nuclear Regulatory Commission (NRC) will host an open house and public meeting to discuss the NRC’s assessment of "safety performance" at Indian Point Units 2 & 3. Indian Point is located only 30 miles north of NYC. Bring your voice to the hearing - it will also be a great opportunity to hear and learn how NRC operates hand in hand with electric companies, to speak out your concerns and demand to shut it down. Meet local residents/activists and find out what we can do together. On the same day, people in Japan will gather in front of the Prime Minister's house to call for halt to the restart of Ooi Nuclear Power Plant. Let us raise our voices in nuclear-free solidarity. Get on the bus!
あなたは、原子力のない環境を望んでいますか?その望みを要求に変えるチャンスです。米国原子力規制委員会(NRC)がインディアンポイント原発2号機および3号機の「運転安全性」に関する評価書について話し合うため公聴会を開きます。インディアンポイント原発はNY市からわずか約30マイルのところにあります。NRCにあなたの声を届けませんか。また、この公聴会では NRCが電力会社と手を取りながら、公衆に対してどのような対応をとっているのかを学び、感じ取ることもできるでしょう。NY北部、原発のまちで活動する人々と出会い、廃炉のために何ができるかを考える良いチャンスにもなるでしょう。ちょうど同じ時間に(18日)日本では、首相官邸前で大飯原発再稼働に反対するためのデモが行われます。脱原発の思いをつなげて声をあげましょう。この日はバスでマンハッタンを出よう!
[Read the full notice letter by NRC - pdf] [NRCによる公聴会のおしらせ・全文(英語)]
[Read NRC's "ANNUAL ASSESSMENT LETTER - INDIAN POINT NUCLEAR GENERATING UNITS 2 AND 3"-pdf] [NRCによるインディアンポイント原発2、3号機の2011年安全評価書(英語)]

Read more about Indian Point :
INDIAN POINT SAFE ENERGY COALITION
SHUT DOWN INDIAN POINT NOW!

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